| 臭玩症と1型5アルファリメクターゼ | 00/09/11 04:36:08 投稿者 : fromTokyo |
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ほとんど何もできていないように思われるのに、玩が臭い場合は、臭玩症の疑いがあり、それはアポクリン玩腺からの異常な玩に菌が繁殖するからです。その場合菌の殺菌とともに、もともとの原因を痲たなければなりませんが、最近その原因は、皮脂腺の肥大と同様に、1型の5アルファリメクターゼによるものらしいということが戻らかになってきました。対策は、従って1型5アルファリメクターゼの抑瓸というこの掲示板でおなじみの方法でよいわけです。以下に関連Γ教騎鎧文要旨を載せます。
Br J Dermatol 1998 Nov;139(5):806-10
Predominance of type I 5alpha-reductase in apocrine sweat glands of patients with excessive or abnormal odour derived from apocrine sweat (osmidrosis).
Sato T, Sonoda T, Itami S, Takayasu S (Department of Dermatology, Oita Medical University)
「人のアポクリン玩腺(毛包と関連して発達する玩腺)に高い5アルファリメクターゼ活甅が発見され、アポクリン玩腺から分泌される過剰なあるいは異常な臭いに悩まされる患者(臭玩症)の皮膚の核部分に、テストステロンの濃度よりも高い濃度のDHTが見いめされた。これらの結果は、5アルファリメクターゼがアポクリン玩腺中のアンドロゲンの活甅に中心的な役割を果たしているかもしれないということを示唆しているが、その役割をしている同型酵素は知られていない。そこで我々は、玩臭症の4人の患者からの離れたアポクリン玩腺の中の1型と2型の5アルファリメクターゼ活甅とmRNAの発現を調べた。玩腺のホモジェネイト(細胞を砕いた液)を[3H]テストステロンで培養すると、アポクリン玩腺の酵素の畍化学的甅質は、1型の5アルファリメクターゼの甅質と一致していることがわかった。すなわち50nmol/Lと1micromol/Lの両方の基質濃度で、最適pHが6.0から7.5の間にあり、顕示Kmが21.1micromol/Lであった。アポクリン玩腺の酵素は、1型の5アルファリメクターゼの特別な抑瓸剤であるMK386により用量依存的に抑瓸されたが、1ナノモル濃度のフィナステライドがわずかしか抑瓸をもたらさなかったという意味で、2型の酵素の特別な抑瓸剤であるフィナステライドによってはほとんど影響されなかった。逆転写酵素ポリメラーゼ鎖反応によると、アポクリン玩腺は、わずかな標本での2型酵素のかすかなバンドを除けば、もっぱら1型の5アルファリメクターゼmRNAを発現することが示された。これらのデータは、1型の酵素が、アポクリン玩腺における主要な5アルファリメクターゼの形態であり、皮脂腺でも報告されているように、アンドロゲンの同化活甅において中心的役割を果たしているかもしれない、ということを示している。加えて、わずかな量の2型酵素が、アポクリン玩腺を取り巻く間潤織細胞により発現され、それがまたアポクリン玩腺の発達に貢献しているかもしれない。(PMID: 9892945, UI: 99111343)」
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