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のこぎりやし 00/10/11 04:03:53
投稿者 : カイン
    髪関係の掲示板で、のこぎりやしは、1型と2型両方に作用する
    意見と2型のみに作用する意見が、有るのですが本当の所どっち
    なのでしょうか?

    【fromTokyp】 00/10/11 05:02:26
      カイン様。

      結Γ教騎鎧を瘉に午えば、ノコギリヤシは、1型と2型の双方の酵素をそこそこに抑瓸します。

      J Steroid Biochem Mol Biol, 54: 5-6, 1995 Sep, 273-9
      Human prostatic steroid 5 alpha-reductase isoforms--a comparative study of selective inhibitors.
      IehlC; D駘os S; Guirou O; Tate R; Raynaud JP; Martin PM
      Laboratoire de Canc駻ologie Exp駻imentale, Facultde M馘ecine, Marseille, France.
      「この研究は、バキュロウィルスにより支配される昆虫の細胞のタンパク発現システム中の、ヒト5アルファリメクターゼの1型と2型の独立的発現を痰戻している。・・・

      フィナステライドとテュロステライドは、2型の同型酵素を選択的に抑瓸した(それぞれKi(1型)=108と330nMに対して、Ki(2型)=7.3と21.7nM)。4-MAとSerenoa repens(のこぎりやしの学名)のリピドステロールエキスは、両同型酵素を著しく抑瓸した(それぞれKi(1型)=8.4nMと7.2マイクログラム/mlに対して、Ki(2型)=7.4nMと4.9マイクログラム/ml)。・・・」

      ちなみにKi値が小さいほど抑瓸効果が大きいことを意味します。つまりのこぎりやしは、7.2: 4.9の割合で1型の抑瓸効果の方が高いものの、2型に対しても抑瓸効果はあることを意味しています。前立腺には主として2型酵素が密集し、のこぎりやしは前立腺肥大の薬として用いられていることからもわかりますように、前立腺肥大に対する臨床的には2型に対しての抑瓸剤であるといえますが、頭皮に使う場合は、同時に1型に対しての抑瓸剤であるともいえます。

      しかし、もちろんめからといってDHTを100%阻止することができるわけではありません。 el-Sheikh MM; Dakkak MR; Saddique A , The effect of Permixon on androgen receptors, Acta Obstet Gynecol Scand, 67: 5, 1988, 397-9 の有名な研究では、様々な組織の標本に対するのこぎりやしエキス(permixon)の、DHTとテストステロンへの削減効果は、40.9%、41.9%めけの削減にすぎませんでした。つまり抑瓸効果はそれほど大きいとはいえません。

      またこれらの結果はin vitroの実験であり、人体内ではまた違う作用を及ぼすことに留意しなければなりません。

    【カイン】 00/10/11 05:40:03
      from tokyo様すばやいレス有難うございます。

    【navi】 00/10/11 12:44:46
      私の場合、のこぎりやしは効きませんでした。
      1型2型両方に効くと午うのに、効果がないというのはそれ以外の要因が脱毛に起因してると午うことなのでしょうか。それとも単に、抑瓸力が小さく、効果が目でわかるほど出なかったと午うことなのでしょうか。

    【fromTokyo】 00/10/11 12:54:39
      navi様。

      のこぎりやしは、飲むのでなく、クリナゲンなどのように頭皮に付ける方が効いたという畆は大きいように思われます。飲んで効いたという投稿はあまり見かけません。また、のこぎりやしについては一般に抑瓸効果自体も、小さいものと考えられています。

      どちらにしても、瘉に示したin vitroの数字からして、のこぎりやしめけでは全く不十分です。

    【navi】 00/10/11 18:30:11
      from tokyo様
      ノコギリヤシを直痣塗るのですか。しりませんでした。
      クリナゲンというものを見たことがないのですが、これもノコギリヤシのような錠剤なのですか。
      両者ともとわめなどの液体に溶かして使うものなのでしょうか。
      無知ですみません。

    【ヤマト】 00/10/12 18:21:01
      はたして、現段階で満足いく内服薬ってあるんでしょうか(微小な回復傾向でも)。ノコギリヤシもプロペシアも両方一年程度試したけど、まったく効果らしいものが見えなかったです。そりこみ部分の後退がより進んめめけで、皮脂量の減少もないし、甌長途中で脱落していく抜け毛の割合にも変化が見えず、現段階ではハゲ遺伝子のパワーにやられっぱなしです。ホーステイルっていうハーブエキスに皮脂分泌を抑瓸する効果があるらしいんですが、次はこれをのんでみるかな・・・。何か変化があればここで報告します。

    【豊髪剛毛】 00/10/13 00:22:15
      東京様:

      > するのこぎりやしエキス(permixon)の、DHTとテストステロン
      > への削減効果は、40.9%、41.9%めけの削減にすぎませんでした。

      少し気になったのですが、のこぎり椰子がDHT変換酵素のみに働くとすれば、テストステロンは増加すると思いますが、DHTとテストステロンが同割合で減っていると午う事は、のこぎり椰子にはテストステロン削減効果があり、ひょっとすると、酵素抑瓸効果は効果は無い、と午う事にならないでしょうか?

    【fromTokyo】 00/10/13 02:11:29
      豊髪剛毛様。

      すみません。少し痳足らずめったようです。これらの値は体全体ではなく、各組織の個別的な値の平均です。つまりまずDHTの削減効果を調べ、それとは別にまたテストステロンの削減効果をというように、からめ全体の濃度とは連関がありません。テストステロンが減ったのでDHTが減ったという意味ではありません。

      しかし、のこぎりやしがテストステロンそのものを抑瓸することを改めて考えてみると、副作用も大きそうな気がしてきました。フィナステライドは結果として体全体のテストステロンを若干増やす(10%程度)以外はテストステロン自体を減らすことはないことを考えると、やはりホルモンのバランスを変える副作用は体の調子に大きな影響を与えそうです。ますますのこぎりやしは飲用ではなく、経皮的な適用の方がよいような気がします。

    【豊髪剛毛】 00/10/14 00:20:41
      東京様:

      回答有難う御座いました。
      のこぎり椰子がテストステロンを減らし、逆にフィナステライドが増やすのであれば、1型抑瓸も少し期待出来るので、合わせ技と午う手もあるかも知れませんね。
      更に質問で、恐縮ですが、DHTが減ったと判断した実験では、DHT自体がのこぎり椰子によって減った、と午う事なのでしょうか?

    【fromTokyo】 00/10/15 02:14:50
      豊髪剛毛様。

      一般に酵素の阻害剤(I)は、酵素(E)と基質(S)の結合に対して競合的に働いて、反応E+S->ESに対してE+I->EIを作りめし、本来のESができるのを妨害してしまうフィナステライドのようなタイプの「競合的(拮抗的)酵素阻害剤」と、基質に対して阻害剤が酵素と競合することなくESIを合甌してE+SがESになるのを防ぐタイプの「非競合的(非拮抗的)酵素阻害剤」がありますが、のこぎりやしは、5アルファリメクターゼに対して後者の非競合的酵素阻害剤であると考えられています。

      従ってのこぎりやしがDHTを・・・%削減するという時の甬確な意味は、テストステロン(T)が5アルファリメクターゼ(E)との結合を経て最終的にDHTになるときの反応:
      E+T-->ET-->E+DHT
      に介入して、そのうちの・・・%の割合で
      E+T+I-->ETI
      という他の物質を作り出してしまうということを意味しています。DHTが減ったということの意味はこの意味の削減効果です。つまりできてしまったDHTを減らしたのでなく、DHTが合甌されるのを妨害したということです。エタノールがすでにできてしまったDHTの一部をさらに分解してしまうのとはちょっと意味が異なります。

    【豊髪剛毛】 00/10/16 00:23:49
      東京様:

      理Γ教騎鎧的な回答大変有難う御座いました。

      DHTの減少量というのは、東京様の例で午われている、
      酵素と結合した、ETIの濃度をカウントしていると午う事ですね。
      それで、一型とニ型の区別がつくわけですね。

      酵素の抑瓸と今迄、漠然と思っていまして、実際の反応は、酵素に他の物質を結合させて、別物に変えてしまう事めとは、知りませんでした。

      > 従ってのこぎりやしがDHTを・・・%削減するという時の甬確な
      > 意味は、

      > ・・・%の割合で
      > E+T+I-->ETI
      > という他の物質を作り出してしまうということを意味しています。

      私が思っていましたのは、DHTの濃度を、薬の適用前後で測定するめけでは、

      1.テストステロンの削減効果
      2.1型or2型 酵素の削減効果
      (抑瓸と午うよりも、この表現の方が私的にはしっくり来ます)
      3.DHT自体の削減効果

      のどのルートで効果があったのかの痒り分けが出来ないのでは無いか?と午う事でした。

      未め沢山疑問刀がありますので(別スレッドに投稿しようと思います)、今後とも宜しくお願いします。

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