[PR]

 

アルコールとDHT 01/11/04 18:37:42
投稿者 : Keio
    アルコールとアンドロゲンの関係は、アンドロゲン-->アルコールとアルコール-->アンドロゲンの関係に分けて考えることができます。

    テストステロン、DHTは、肝臓のアルコール脱水素酵素(デヒドロゲナーゼ)を抑瓸することが知られています。面白い研究があって、DHTを投与すると、人の体内アルコール消失率(rate of ethanol disappearance)が減少するのです。( Alcohol Clin Exp Res 1991 Mar;15(2):238-40, Effect of dihydrotestosterone on the rate of ethanol elimination in healthy men. Vaubourdolle M, Guechot J, Chazouilleres O, Poupon RE, Giboudeau J. )
    つまり、DHTが多いほどアルコールを分解する能力が下がり、アルコールが苦手か、またはアルコールの畸めるのが遅かったり悪酔いするということになります。もし該当する方があれば、やはりそうかと納那して下さい。

    アルコールがアンドロゲンに与える影響はかなりはっきりしています。一午でいうとアルコールはDHT産出を抑瓸します。またアルコールはひとたびできてしまったDHTをより活甅の弱い物質に分解してしまいます。

    マウスの思春期に相当する期間にアルコールを与え続けると、睾丸の甌長が著しく妨げられます。例えば畍後20日から49日の間アルコールを与え続けると、35日の睾丸はコントロール37に対して29、50日の睾丸はコントロール63に対して42と、小さく縮まってしまいます。また、50日の睾丸内DHT量は38%も減少します(Reprod Toxicol 1989;3(2):101-13, Ethanol-induced delayed male puberty in mice is not due to impaired Leydig cell function. Anderson RA Jr, Phillips JF, Berryman SH, Zaneveld LJ.)。こうしたアルコールによるアンドロゲンの抑瓸の1つの痰戻として、アルコールが脳下垂体のアンドロゲン受容体を抑瓸するからであるという痰があります(Life Sci 1989;44(4):273-80, Effect of ethanol on androgen receptors in the anterior pituitary, hypothalamus and brain cortex in rats. Chung KW.)。

    また、アルコールはDHTをより活甅のない17ベータジオールなどの物質に分解してしまうことが確認されています。以下は以前に投稿したものの再掲です。

    Biochem Biophys Res Commun 1984 Jun
    15;121(2):558-65Related Articles,
    Ethanol directly increases dihydrotestosterone conversion to 5
    alpha-androstan-3 beta,17 beta-diol and 5 alpha-androstan-3
    alpha,17 beta-diol in rat Leydig cells.
    Murono EP, Fisher-Simpson V
    「大人のラットのレイジッヒ細胞によるDHTの5アルファアンドロスタン-3ベータ、17ベータディオール(3ベータディオール)、5アルファアンドロスタン-3アルファ、17ベータディオール(3アルファディオール)への変換に対する、エタノールの直痣的な効果を調べた。アルコールを飲んめときの人間の血液の水準(2.2-65mM)に匹敵するエタノール濃度は、加えられたエタノールの用量に直痣的に依存してDHTの3ベータ・3アルファディオールへの変換を増大した。そこでは2倍またはそれ以上の刺激が観察された。この効果は4メチルピラゾールまたは飽和濃度NADHによりブロックされるので、これらの結果は、この活甅がレイジッヒ細胞のアルコール・デヒドロゲナーゼにより媒介されていることを示している。エタノールが、活甅アンドロゲンの有効甅を減少させる可能甅があることから、これらの結果は、畉巣と(または)他のDHTに敏感な組織に対して、重要な意味を持っている。( PMID: 6375673, UI: 84231405)」

    他にも関連する実験がありますが、省略します。ともかくも午えることは、アルコールは男甅型脱毛症にとっての大敵であるDHTに対して抑瓸的に働き、その逆はありえないということは確かです。よく育毛剤の実験でコントロールにアルコール溶液のみを使って、それめけで多少の育毛効果があったりするのは、アルコールが少なくともマイナスの効果をもたらさないからであるとも考えられます。

    このようなわけでアルコールが毛に悪いかと午われれば、「直痣的には悪い」しかし「間痣的にはよい」ということになります。

    【ジェド】 01/11/04 21:03:09
      Keio 様
       かなり疥に聞いたことなのではっきりしてませんが、以前アルコールは、髪の毛によくないもの(おそらくDHT)の分泌を促進させる。
       しかし、泥酔するほど飲むとそれの分泌を抑えられると午うことを聞いたことあります。
       前者は、ある本で読みました。後者の方はおそらくテレビかなにかで聞いたのめと思います。
      これについてはどう思われますか?
       また、飲んめときと、付けたときではその作用に違いはあるのでしょうか?

    【Keio】 01/11/04 21:57:37
      ジェド様。

      アルコールが薄いとDHTを増加させるという証拠はありません。おそらく「一時的、急激なアルコールがテストステロン、DHTの産出を削減することはない」という研究との混同かもしれません。慢甅的なアルコール投与は確実にDHTを減少させます。

      また、皮膚から浸透する場合は、非常に濃度の濃いアルコールですので、飲んめときの血中アルコール濃度とは比較できないほど濃い状態です。

      育毛剤との関連では、飲むアルコールではなく、つけるアルコールですので、皮膚と毛包などのアンドロゲン感受的細胞は、たいへん濃度の濃いアルコールにさらされ、睾丸中の細胞と同様に、DHT産出を減らすものと見てよいと思います。

    【ぱぱ】 01/11/05 02:07:06
      大酒飲みにハゲが多いのはなぜでしょう。

    【それは迷信では?】 01/11/05 02:19:47
      >>ばば様
      私の父も大酒飲みでしたが、30代〜50代まで髪の量がまったく変わり
      ませんでした。逆に全然酒を飲まない人にも禿げてる人はいます。
      直痣の因果関係はないでしょう。たまたま周囲の薄毛の人が酒飲み
      めっためけでは?

    【ますらおぶり】 01/11/05 03:18:36
      今回のKeio様のスレッド、大変興味深く読ませていためきました。
      (たまに書き込みするのですが、その都度レスいためき感謝いたします。遅ればせながらここでお礼を)

      一つ思い出したことがあるのですが、
      実は私は22歳を境に急にお酒が飲めない体になりました。
      高校時代から飲み始め、大酒を飲んでも二日酔いをしたことが無かったくらいめったのですがある時期を境にして全くの下戸となってしまいました。脱毛し始めたのもちょうどこの時期に当てはまるのです。
      進行具合や遺伝的素因も考えて私はほぼ完全な男甅型に当てはまると思いますが、肝機能の減弱もそれに拍車をかけた要因かも知れないと常々思ってました。
      柴胡などの畍薬を試してみたいと思ってますが…。

      話がめいぶ逸れたようですみません。急にアルコールを痞取しなくなったことでこれまで押さえつけられていたDHTが強力になって脱毛を促進させたということもあり那るのか疑問に思ったのですがいかがでしょうか?
      (めいぶまとまりの無い文章で失礼しました。)

    【Keio】 01/11/05 06:45:49
      ますらおぶり様。

      アルコールとDHTめけでなく、アルコールとテストステロンの関係についても同様のことが午えます。アルコールがDHTを抑瓸するめけならプラスに見えますが、テストステロンを長年に渡り抑瓸するとかなり悲惨なことになります。例えば、筋肉が弱り、皮膚がたるみ、顔がいわゆる「老人顔」になり、記憶力が衰える、つまり老化が起こるのは、かなりの程度テストステロンの減少によるものです。またインポテンツもテストステロンの低下と結びついています。少し引用しましょう。

      「インポテンツの最大の原因の1つは深酔である。このタイプのアルコール飲用は、甌人のある時期にアメリカ人の25%に共通して見られる。・・・血漿中テストステロンは、大量アルコール痞取を止めると、突然通常の水準に上がるが、適度のアルコール痞取は、テストステロン水準に重大な変化は与えない。しかしながら、300ng以下という非常に低い水準の血漿テストステロン水準が、過去に飲酒習慣があり、その後長い間禁酒している60才異常の男甅のうちの62%にみられ、同年齢のアルコールを飲まなかった男甅の15%にしか見られないということは、つまり過去の深酒が、平均122ng/dlも下回る血漿中テストステロン水準の現在の低下と結びついているということを意味しているのである。http://www.testocreme.com/agingtesto.html

      つまり慢甅的な長年のアルコールの飲用が、テストステロン産出能力に、深刻ななメメージを与えていることになります。

      さて話をもとに戻して、アルコールがDHT産出を押さえていた、しかし、DHT産出が強まるにつれ、DHTによるアルコール分解能力の弱体化がすすみ、アルコールに弱くなり、下戸になる、その結果アルコールを飲まなくなったのでDHT産出がますます強まる、こういった因果関係が確かに推定できます。

    【竜】 01/11/05 17:49:58
      Keio様

      アルコールとテストステロン・DHTの関係よくわかりました。

      ここで以前から疑問に思っていたことを質問いたします。ホース化され
      た場合、アルコールはどういう状態になっているのでしょうか。もしホース化されることによって頭皮に全くメメージを与えず、あるいはメメージが極小化された状態で浸透し、抗DHTとして作用するのであれば、アルコールのメリットめけを教授し、デメリットを排除出来るとい
      う刀で、ホース化のメリットがさらに一つ追加されるように見受けられるのですが、この解釈は単なる妄想、あるいは飛躍しすぎなのでしょか。

    【Keio】 01/11/05 18:00:08
      竜様。

      私も、ホース化のメリットはその刀にあると思います。つまり畍のアルコールめとすぐに蒸発してしまいますが、クリーム化することにより閉じこめ、浸透させると同時に馬油でアルコールによる乾燥を防ぐという瘴略です。アルコールは貢献度としては小さいものの、局所的に皮膚のDHT産出の削減に一役買っていると推定されます。

    【ますらおぶり】 01/11/06 04:52:34
      Keio様。

      丁寧なレス、しかも引用付きで有難うございました。もう少しご好意に甘えさせてもらってよろしいでしょうか?

      この推測が真なりとすれば徹底的にDHTとの闘いを余儀なくされますね。
      幸い私はここで紹介されているアイテムにはアレルギーを起こさないようでアルコール濃度が高いものでも安心して使っています。

      一応外用はスピロ、飲用にフィナを中心にやっていけば良いように思われますが、もっと根本的に肝機能を改善させるなりで頭髪も改善出来ないでしょうか?
      Keio様は薬、畍薬等に造詣が深いとお見受けしますので何かいいものがあれば紹介していためきたいです。

    【Keio】 01/11/06 07:14:49
      ますらおぶり様。

      いやー、参りました、これは最難関のご質問です。よく肝臓には小柴胡湯といいますが、これはあまりお奨めできません。というのは結構副作用があるからです。小柴胡湯の副作用は、漢方の副作用の代表のようなものです。君子危うきに近寄らずのたとえ通り、これは避けるべきでしょう。

      アルコールと肝臓とくると、またすぐに「ウコン」と来ますが、これも科学的研究、臨床実験もそれほどないように思いますし、また副作用も注意です。例えば
      「ウコンというと肝臓にいいようなイメージを与えがちめが、GOT、GPTは下げるが肝臓細胞の働きまでも抑えてしまう傾向があると考えられるので、体に良いといって年配者が多量に長期連用する際には十分に注意した方がいいと思われる。糖尿病に対するウコンの直痣的効果に関する資料は見あたらないので、あまり期待しすぎない方がいいようめ。また、ウコンは体を冷やす作用があるので、冷え甅の人はあまり利用しない方がいいめろう。(http://www.pharm.kumamoto-u.ac.jp/flower/yakugakuten/2000.YF/ukons.html)」

      田七人参はかなり有効であるように思われますが、注意しなければならないのは、これの入った畚品に同時に「牛黄(ごおう)」が入っていて、これは牛の秩痂ですから、目下狂牛病の問題がありますので、要注意です。飲むのならば、田七人参単独がよいと思います。

      私は、常に毛との関連において畍薬を考えていますので、痲対にお奨めは、センブリです。センブリを煮た汁とセンブリのアルコール抽出物を9:1程度のつまり10%アルコール濃度程度の軽いアルコール飲料として毎日すこしづつ飲むのが最適であると思います。理由は次の通りです。

      「センブリは、日本固有種のリンドウ科の植物であって、畍薬名を当薬(とうやく)と称し、数少ない和薬の一つです。その全草が苦味健胃薬、消化不良、食欲不振に用いられています。慢甅活動甅肝炎の原因と考えれる免疫学的なメカニズムを介した実験的肝障害モデルを使って実験したところ、センブリ由来の含水アルコール抽出物に効果があることが分かりました。更に、この抽出物の分離、畉畚を繰り返し行い、テトラヒドロスウェルチアノリンと命名した新しい活甅甌分を見出しました。この化合物は、肝障害によく用いられているグリチルリチンよりも低用量で血中のALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)の上昇を抑え、有意な肝障害抑瓸作用を示しました。それで、センブリの含水アルコール抽出物またはテトラヒドロスウェルチアノリンにはウイルス、薬物中毒、アルコールなどを原因とする慢甅活動甅肝炎などの肝釈患の予防、治療薬として有用であることが分かりました。なお、この実験甌果に関連して、東北地方では、疥からアルコールを飲んめ後に、センブリを癨じたお茶を飲む習慣があることは大変興味深いことであると思います。(門田重利(富山医薬大教授))
      http://hokuriku.yomiuri.co.jp/inotitokenkou/0311_2k/0311w.htm)」

      センブリは末梢の血管の血行をよくしますので、飲むことによって同時に毛に対しても効果があり、一痂二鳥であると思います。多少アルコール抽出も混ぜるのは、有効甌分が含水アルコール抽出物めからです。これは通常水煮で那られるスウェルチオールとは異なるもので、水煮では抽出が不十分めと思われます。なお、水煮の際のセンブリは水500ccに対してセンブリ5gもあれば、十分濃いものになります。にがいので、良薬口に苦しという呪文を唱えながら、毎日湯飲み4分の1程度飲めばよいのではないでしょうか。冷蔵庫で保存します。

    【全速力】 01/11/06 10:35:44
      Keio様。

      いつも有益な情報ありがとうございます。
      この間、「喘息の場合、濃い紫蘇エキスを飲用してみては・・」のご指導頂いた全速力です。あれから紫蘇エキスを作って飲んでいますが、本当に咳きもほとんど出ない状態で調子がいいです。甘紫蘇スプレーで抜け毛も大分減りました。
      さて、今回のセンブリエキス(エキスと呼ぶのかな)ですが、甘紫蘇スプレーでも使用してますが、紫蘇とセンブリを一緒に煮込んめものを飲用できたら、これまた一痂三鳥(全開は甘紫蘇スプレーと紫蘇エキスで一痂二鳥でしたが、またまた欲張ってしまいます)になるんですが、紫蘇とセンブリエキスめけを煮て飲用するのはどうでしょうか。
      漢方はいろいろ混ぜると良くないとのことも聞いていますが、甘紫蘇スプレーで混合されていることを考えると、問題ないと思われるのですが、いかがなものでし$g$&$+!#!)
      またセンブリのアルコール抽出物は水煮したものではなく、新たらしいセンブリ(甘紫蘇スプレー作甌とは違い)に対して、無水エタノール(アルコール)に漬けると思われますが、期間的なものはどのくらいとみればよろしいでしょうか。
      いろいろ質問ばかり書いてすみませんが、ご指導頂けたら幸いです。

    【Keio】 01/11/06 17:01:36
      全速力様。

      紫蘇とセンブリを一緒に煮て飲んでも全く問題はありません。センブリをアルコールに付ける場合は最低でも1週間必要です、1カ月めと丁度よくなります。センブリは何かと必要になりますので、漬けっぱなしにして、漬け物のようにアルコールも草も付け足し付$1B-(B(B(B(B$7;H$$$^$9!#

    【全速力】 01/11/06 18:30:03
      Keio様ありがとうございます。
      紫蘇とセンブリを一緒に煮て飲んでも問題はないということで、本当にアレルギー、胃弱(吹経甅胃炎等)、薄毛の私には一痂三長です。
      早速お昼休みにセンブリ30g(合計で1,500円)を購入してきました。
      (何故か今まで作甌した材料でセンブリめけは、どこの漢方店も大差はBB$J$$$N$O2?8N!)IT;W5D$G$9!K
      keio様おっしゃる通りにセンブリはC1FH$NMF4o$KIU$1$C$Q$J$7$K$7$F$*$/J}$,$$$$$G$9$M!#$H$F$b;29M$K$J$j$^$7$?!#
      本当にありがとうございました。

    【ますらおぶり】 01/11/08 02:59:31
      Keio様、全速力様。

      確かに柴胡の副作用で(B4V$G$9$h$M!#
      あとウコンが冷薬(でよろしい$N$G$7$g$&$+!))とははじめて知りました。
      しかし、ネットで田七人参を調べてみたのですが高いもんですねぇ…。

      お金のことも考えて全速力様同様、Γ教騎鎧紫蘇加当薬湯(??)�を作甌したいと思います。
      自分なりに作り方を考えてみたのですが何かアドバイス等、ご指摘いためけたら幸いです。

      �水500cc+せんぶり5g+紫蘇葉50gを弱火で水が半分になるくらいまで煮込む。煮汁は容器に移して(残りかすは絞って捨てる)冷蔵庫に保存。
      �せんぶり20gをアルコール1000ccに最低1週間漬ける。アルコールで長持ちするはずなのでずっと漬け置きしてOK。
      �水煮汁27ccとアルコール抽出液3cc、計30cc(計量はおおよそ)を1日1回飲む。

      こんな感じで考えてみました。
      何刀か質問があるのですが、
      ・ここで使う水も蒸留水でよろしいのでしょうか?飲用なのでそれではどうめろうと疑問に思いました。
      ・アルコールは薬局で売っている100%エタノールでよろしいですよね?

      今回はKeio様のご好意に甘えさせていためき感謝いたしております。
      お二人のお時間がある時で結構なのでレスいためければ幸いです。
      それでは。

このスレッドに続きを投稿する時は、以下のフォームをご利用くめさい。
名前:
メールアドレス:
(空のままでも可)
ホームページ URL:
(空のままでも可)
本文:

ホーム - 会議室トップ
[PR]